戦争漫画「特攻の島」

特攻の島

特攻の島
佐藤漫画製作所
佐藤秀峰(著)
全9巻

あらすじ

第二次世界大戦で最終兵器として開発された「人間魚雷」とも呼ばれる特殊兵器「回転」。 爆薬を積んだミサイル型の潜水艇で、敵船に突っ込み自爆します。
主人公「渡辺」は、貧しい家の生まれで、豚の餌になる残飯を近所から回収して生活していました。貧乏だといじめられ、空しい日々から脱却するために軍人になろうと決意し、回転の乗員へ志願します。訓練生として、育成をうける日々。訓練仲間も死に、渡辺も特攻隊員として出撃しますが、回転の故障により出撃することなく帰還することになっていまいます。
突撃を志願する渡辺の運命は。。

回転について

人間魚雷「回転」(全長14.75m、直径1m)
爆薬を積んだミサイル型の潜水艇で、敵船に突っ込み自爆します。
特攻部長大森仙太郎少将が幕末期の軍艦「回天丸」から命名、太平洋戦争末期に追い詰められた戦況「天を回らし戦局を逆転させる」という意味も含まれています。

黒木 博司
大森仙太郎少将
仁科 関夫

創案:黒木博司(訓練中の事故で殉職)
   仁科関夫(自らも出撃して戦死)
特攻部長:大森仙太郎少将
回天隊の基地:山口県大津島
終戦までに420基が生産、1945年(昭和20年)5月28日に採用。
当時の予科練生から1500人余りの志願で「必死必殺の特殊兵器」の訓練を行い、訓練中の事故も含め145人が戦死。

回転の現物は国内で唯一靖国神社境内に併設された「遊就館」で展示されています。

感想

第二次世界大戦の中でも「回転」にスポットを当てた作品です。登場人物も含め、当時のことが事実も交えて描かれています。「回転」に乗るために訓練を受ける中で仲間が死んでいったり、本当は死にたくないという気持ちが爆発したり。主人公の気持ちの葛藤が悲しくなります。戦争でこのような残酷な武器が発明されたという事実を知るためにも良い作品です。

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